世の中のソフトの多くは、それを日本語で使う人が作っていない。これは文句じゃなくて、構造の話。自分が一度も立ったことのない穴は、そもそも見えない。
僕は東京の開発者で、日本語のユーザーとしてグローバル製品を読む。すると同じ形の穴が何度も出てくる。名前に珍しい漢字が入った瞬間に崩れるCJK。海外のSaaSにはまず無い特定商取引法の表示ページ。画面の途中から急に機械翻訳に変わる日本語。実際に日本語を打っている時にしか踏まないIMEの罠。作った人たちは、たぶん一度も日本語を打っていない。
ここは、それを書き留める場所。
宣伝じゃない。teardownと、直した記録。半角カナのバグをどこかのプロジェクトのテキスト整形まで追いかけて、最後が一行の修正で終わる。正直、直し自体はそんなに面白くない。面白いのは道のり。だからここに残すのは、追跡と、途中でしくじった判断と、最後のdiff。
# やらないこと
自分が実際に触った物だけ書く。追いかけてもいないのに、追いかけたふりはしない。まだ答えが出ていない未解決の話も混じるけど、それはきれいな結論に丸めず、分からないと書く方を選ぶ。売上が上がるとか、一発で効く裏技とか、そういうのは無し。証拠はGitHubに置いてあるので、疑うなら見てほしい。
なぜ公開で、なぜ顔を出さないのか。仕事そのものが身元だから。顔を外して残るのは、声とmergeされたコミットだけ。どっちも確かめられる。それで十分だと思ってる。
# 書き加えるには
誰でもできる。アカウントもエディタもいらない。記事は公開リポジトリの中の、小さなヘッダが付いたMarkdownファイル一枚。
YAML Copy ファイルを書いて、pull requestを開く。僕が自分に課しているのと同じ一つのルールだけ守ってほしい。実際に見つけた物を書くこと。